医療基本法 の法制化をめざす
患者の権利法をつくる会
わたしたちは、患者の権利を定めた法律の制定をめざし、
その集大成として患者の権利保障を中心に据えた
「医療基本法」の法制化をめざしています
与えられる医療から
参加する医療へ
患者の権利法をつくる会は、1990年、医療制度の根底に患者の権利を置くべきという考えのもと、患者の権利法要綱案を掲げて設立された。その患者の権利法要綱案をもとに策定したのが、わたしたちの医療基本法要綱案である。医療の目的とは、「患者の生命・健康を守ること」にあるとわたしたちは考えているが、それは実は一面的な捉え方であり、「お金を儲けること」、あるいは「権力を得ること」を目的に医療に関わる人もいる。しかし、医療制度の目的は何かと問えば、それは「患者の権利を守るため」以外にはあり得ない。患者の権利と、医療に関するステークホルダーの責務を規定するなどした医療基本法が制定されるべきである。
(2016年11月5日「医療基本法実現にむけてのシンポジウム」での発言より)
◆世話人 (50音順)
・青島 明生 [弁護士]
・池原 毅和 [弁護士]
・漆畑 眞人 [患者の権利オンブズマン東京、公益社団法人日本医療ソーシャルワーカー協会]
・大倉 浩 [弁護士]
・小沢 木理 [メッセージプロモーター、患者なっとくの会INCA代表]
・樫原 良 [管理栄養士]
・柄沢 好宣 [弁護士、医療事故情報センター嘱託]
・木下正一郎 [弁護士、医療問題弁護団事務局長]
・久保井 摂 [弁護士、九州・山口医療問題研究会事務局長]
・隈本 邦彦 [江戸川大学メディアコミュニケーション学部、医療事故防止・患者安全推進学会代表理事]
・小林 展大 [弁護士]
・小林 洋二 [弁護士、患者の権利法をつくる会事務局長]
・鈴木 利廣 [弁護士、薬害オンブズパースン会議代表]
・髙岡 香 [弁護士]
・田尻 和子 [弁護士]
・谷 直樹 [弁護士、患者の権利オンブズマン東京幹事長]
・出元 明美 [陣痛促進剤による被害を考える会代表]
・平井 満 [弁護士]
・藤井 信子 [看護師]
・堀 康司 [弁護士、HPVワクチン薬害訴訟名古屋弁護団代表]
・水溜丹都子 [社会福祉士、公益社団法人日本医療社会福祉協会]
・村松 弘康 [弁護士]
・森田 明 [弁護士]
・安原 幸彦 [弁護士、医療問題弁護団代表]
・横山 貴之 [弁護士]
・山田 幸彦 [弁護士]
…そのほか多数の方々で構成されています。
患者が実質的に医療政策過程に参画し、意見が充分に反映されるという法案は、長いこと実現されませんでした。実現すればやっと医療の文明開化の訪れを思わせます。
経済的弱者、難病未認定者などなんびともが泣くことのない本当に人権が守られる医療を受けられる社会システムを確立すべきです。